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小麦畑

平成26年産の北海道産小麦について

今年の秋まき小麦、順調に生育しているようです。

一部の地域を除いて今年は昨年よりも降雪量が少なく、そのため積雪下で菌が増殖し雪解け直後に茎葉が腐敗、枯死する「雪腐病」の被害が懸念されましたが、平年並みかむしろ少ないようです。
特に十勝管内においては、近年にないほどの雪の少なさで、通常であれば雪が布団代わりになり厳しい寒さから守ってくれるはずが、真冬でも土が見えている状態で「このままでは土が凍結し、小麦の根が切れてしまう」、「下手をすれば小麦を廃耕にして、春に違う作物を植えなければ」などという不安な言葉をよく耳にしました。
ちょうど1月下旬、当社の十勝地区担当の営業マンGが訪れた際、あまりにも雪のない圃場をみてビックリし、慌てて私に電話してきました。
G 「た!た!た!大変です、十勝の畑に雪がありません!」
T 「え!え!え!マジで?やばいわ、何とかして来い!」
G 「何とかって・・・」
T 「どっかから雪持ってきて、手当たり次第撒き散らせ!」
G 「そんな・・・・」
・・・などというやり取りが、あったとか無かったとか。

十勝の圃場(1月下旬)

でもさすが!寒さに強い作物だけあって、ほぼ懸念していた影響は見られなかったようです。
ある生産者から「いや~何ともないわ!」と聞いた時には、ホントに安心しました。
その後4月下旬頃から好天が続き、逆に雨が少なく干ばつ気味とも言われておりましたが、5月に入ってから全道各地で「恵みの雨」も降り、生育状態としてはほぼ平年並みで推移しています。
一方、春まき小麦のほうも5月連休中には播種が終了し、秋まき小麦と同様、順調に育っているようです。
秋まき小麦の収穫まであと2カ月、春まき小麦の収穫まであと3カ月弱。毎日天気予報が気になるところです。なんとかこのまま順調に生育が進んでくれることを願っております。

秋播き小麦『きたほなみ』(十勝/4月撮影)

秋播き小麦『ゆめちから」(千歳/4月撮影)

春播き小麦『春よ恋』の播種作業(富良野)

平成26年6月6日
作/営業業務グループ グループリーダー 高橋 恒

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